第110回 看護師国家試験
第110回看護師国家試験は2021年2月14日に行われました。
試験日当日のスケジュール
看護師国家試験当日のスケジュールは、午前・午後の2部構成で、試験時間は合わせて5時間20分です。午前と午後の部のスケジュールは、例年以下のように進行しており、基本的に変更はありません。
試験時間 | |
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午前の部 | 9時50分~12時30分 |
午後の部 | 14時20分~17時00分 |
集合時間については、それぞれの試験会場でアナウンスされているようです。
遅刻すると途中入場できない可能性もあるため、早めの行動を心がけましょう。
試験問題について
看護師国家試験の試験問題は、厚生労働省の「看護師国家試験出題基準」に基づいて出題されます。問題数は、午前と午後120問ずつの合計240問で、内訳は以下の通りです。
内訳 | 問題数 | 配点 |
---|---|---|
必修問題 | 50問 | 各1点 |
一般問題 | 130問 | 各1点 |
状況設定問題 | 60問 | 各2点 |
必修問題は、看護師として働くために必要な基礎的な知識を問う問題で、1問1点の問題が50問出題されます。
50点満点のうち80%、つまり40点以上を取らなければ、一般問題や状況設定問題の成績が良くても合格できません。
一般問題は、「看護師国家試験出題基準」に定められた11科目について、一問一答形式で130問出題されます。
配点は、1問あたり1点ですが、試験のなかでもっとも多くの割合を占めます。11科目のなかには、出題されやすい分野とされにくい分野があるため、過去問演習などを通じて傾向をつかむことが大切です。
状況設定問題は、「看護師国家試験出題基準」に定められた7科目について問われる問題です。
必修問題や一般問題のように単純な知識を問うのではなく、リアルな現場を想定した問題が出題され、それに対する判断力や理解力が問われます。必修問題や一般問題と比較すると、設問が長い傾向にあるため、時間配分に注意する必要があります。